To Be Continuedの元ネタは?ジョジョと原曲を解説
こんにちは、Infinity Discoveriesのえぬです。
動画で誰かが転びそうになった瞬間、突然画面が止まり、矢印とともに「To Be Continued」の文字が登場する。そこへ印象的なギターやベースの音が流れて、そのまま動画が終わってしまう……。
YouTubeやTikTok、Xなどで、この演出を見かけたことがあるかもしれません。
何かが起こる直前で終わるのが面白いのですが、気になるのは「この矢印と曲はどこから来たの?」という部分ですよね。
実は、To Be Continuedの元ネタは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング演出です。そして、そこで流れる音楽には、1971年に発表されたイギリスのロックバンドYes(イエス)の楽曲「Roundabout(ラウンドアバウト)」が使われています。
ただし、アニメそのもの、元から存在した洋楽、そしてSNSで広がった動画編集の形式は、それぞれ別のもの。この違いを知ると、あの短い動画の面白さがもっと見えてきますよ。
- To Be Continuedの元ネタとなったアニメ作品
- 矢印とエンディング演出の由来
- 使用されている曲の名前と原曲の歴史
- ネットミームとして広まった経緯と使われ方
To Be Continuedの元ネタ
まずは、最も気になる元ネタから確認していきましょう。「ジョジョが元ネタ」という説明は間違っていませんが、厳密には漫画、アニメ、音楽、ネット動画という複数の要素が関係しています。
元ネタは三つに分けられる
失敗する直前に動画が止まるTo Be Continuedミームは、テレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディングをまねたものです。
元ネタを理解するには、次の三つを区別すると分かりやすいでしょう。
To Be Continuedの元ネタ
- 作品と演出:アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング
- 使用楽曲:イギリスのバンドYesによる「Roundabout」
- ネットミーム:失敗や事件が起こる直前で映像を止める動画編集
ポイントは、Yesがネットミームのために楽曲を作ったわけでも、ジョジョのアニメが失敗動画のために演出を考えたわけでもないこと。
もともとは物語の続きを期待させるアニメの演出でした。それが別の映像に当てはめられ、笑いを生む形式として定着したんです。
例えば、自転車で段差を飛び越えようとした人が、明らかに着地を失敗しそうになった場面を想像してください。
結果を見せる代わりに「To Be Continued」の矢印を表示すると、視聴者はその先に起こる出来事を頭の中で想像します。
そんな「見せないことで面白くする」仕組みこそ、このミームの大きな特徴です。
アニメの第何部で使われた?
元ネタとなったのは、2012年に放送が始まったテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の第1シーズンです。
このシーズンでは、原作漫画の第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」がアニメ化されました。
第1部はジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーを中心に描かれる物語。第2部ではジョセフ・ジョースターが主人公となり、さらに壮大な戦いが展開されます。
両方のエンディングテーマに採用されたのが、Yesの「Roundabout」でした。
つまり、ネットで有名な演出を確認したい場合は、2012年版アニメの第1部・第2部を調べるのが近道です。
「ジョジョ」と聞くと、空条承太郎が登場する第3部や、東方仗助が主人公の第4部を思い浮かべる人もいるでしょう。
ただ、すべてのシリーズで同じエンディング曲が使われているわけではありません。第3部「スターダストクルセイダース」では、The Banglesの「Walk Like an Egyptian」など、別の洋楽が採用されています。
そのため、To Be Continuedの矢印と「Roundabout」の組み合わせを探すなら、まず第1シーズンを確認すると分かりやすいですよ。
矢印は漫画にも登場する
もう一つ知っておきたいのは、「To Be Continued」という矢印の表現がアニメだけのものではないことです。
原作漫画『ジョジョの奇妙な冒険』にも、話の終わりを示す矢印と「To Be Continued」の文字が登場します。
英語の「To Be Continued」は、一般的に「つづく」「次回へ続く」という意味。漫画やテレビ番組などでも使われる表現です。
ジョジョでは、この言葉を特徴的な矢印の中に配置することで、作品を印象づける視覚的な要素になりました。
ただし、ネットで有名な「矢印と音楽がセットになった演出」は、原作漫画ではなくアニメ版によって広く知られるようになったものです。
当然ですが、紙の漫画には音が流れません。そこへアニメ制作スタッフが楽曲を組み合わせ、独特の終わり方を生み出したわけですね。
漫画の表現がアニメで音と結びつき、さらにネット動画へ広がっていった。この流れを押さえると、元ネタの関係がはっきりします。
ジョジョの終わり方が元になった
なぜジョジョのエンディングが、これほど印象的なミームになったのでしょうか。そこには、映像を止めるタイミングと音楽の使い方が深く関係しています。
曲が始まり話が止まる演出
2012年版『ジョジョの奇妙な冒険』では、本編の終盤から「Roundabout」が流れ始め、そのままエンディングへ移る演出が採用されています。
一般的なアニメでは、本編が終わってからエンディング映像に切り替わり、主題歌が始まることが多いですよね。
ところがジョジョの場合は、物語がまだ進んでいる段階でエンディング曲が聞こえてくるのが特徴です。
登場人物が危機に直面している場面や、次の展開が気になる場面で音楽が重なると、「ここで終わってしまうのか」という気持ちになります。
そして、画面に「To Be Continued」の矢印が現れ、エンディングへ続いていきます。
これは単に話の終わりを知らせるだけではありません。音楽によって緊張感を持続させ、次の回への期待を高める仕掛けにもなっています。
例えば、物語の中で敵の正体が明らかになりそうな瞬間に曲が流れれば、その続きがますます気になるでしょう。
ネットミームは、こうしたアニメ特有の「いいところで終わる感覚」を、数秒の短い動画に持ち込んだものなんです。
矢印が示す続きへの期待
「To Be Continued」の矢印は、言葉の意味だけでなく、その見た目にも特徴があります。
ジョジョを連想させる矢印は左向きで、文字が矢印の内部に収められたデザインとして知られています。
一般的な文章で「つづく」と書かれるよりも、映像の上に矢印が登場するほうが視覚的な印象を残しやすいですよね。
さらに、アニメのエンディングと結びついているため、この矢印だけでジョジョを思い浮かべる人も少なくありません。
面白いのは、矢印そのものが危険や失敗を意味しているわけではないことです。
本来は、物語が次回へ続くことを知らせる表示。それがネット上では、失敗の予感や予想外の出来事を伝える合図になりました。
例えば、ケーキを運ぶ人の足元に障害物がある場面で矢印を出せば、何も起こっていなくても「このあと大変なことになる」と伝わります。
元ネタの意味を残しながら、使う場面だけが変わっているという点が、ネットミームらしいところですね。
なぜRoundaboutが選ばれたか
実は、「Roundabout」がジョジョのエンディングに採用された理由は、公式の制作資料で明らかにされています。
アニメ制作側は当初、オープニングテーマを決めるために、ロックを基調とした楽曲の案を原作者の荒木飛呂彦先生に提案していました。
ところが、荒木先生のイメージとは少し違っていたため、制作側がイメージに近い曲を尋ねたところ、挙げられたのが「Roundabout」だったそうです。
そこで、この楽曲の使用許諾を得て、オリジナル音源を利用する方向になりました。
さらに、エンディングテーマとして使うほうがふさわしいという判断から、実際の採用につながっています。
ここで注目したいのが、音響監督の岩浪美和さんの提案です。
公式資料では、岩浪さんが「Roundabout」を本編中にも使えるようにしたいと考え、エンディング映像へ自然につながる演出を監督に提案したことが紹介されています。
その結果、本編の途中から曲が流れ始め、そのままエンディングに入る独特の形式が生まれました。
偶然あの曲が流れたわけではなく、制作スタッフの工夫が詰まった演出だったんですね。
詳しい制作経緯は、「ジョジョの奇妙な冒険」公式ポータルサイト『アニメーションシリーズプロダクションノート』でも確認できます。
◆えぬのワンポイント
このミームの魅力は、単に有名な音楽を動画に付けたことではないと思います。原作の「つづく」という表現と、アニメの「本編から音楽が流れる仕掛け」が合わさっているからこそ、短い動画でも独特の雰囲気が生まれるんですよね。
ミームの曲Roundaboutの正体
To Be Continuedミームで流れる印象的な曲は、アニメのために制作された音楽ではありません。ジョジョの放送より約40年前に発表され、ロック史の中でも知られてきた楽曲です。
Yesとはどんなバンドか
楽曲「Roundabout」を演奏しているYesは、1968年に結成されたイギリスのロックバンドです。
日本では「イエス」と呼ばれ、プログレッシブ・ロックを代表するバンドの一つとして知られています。
プログレッシブ・ロックとは、一般的なポップスとは異なる複雑な曲の構成や演奏、長い楽曲などを特徴とするロックのジャンルです。
もちろん、すべての楽曲が難解というわけではありません。Yesの音楽には、印象的なメロディーや演奏の掛け合いなど、初めて聴く人にも楽しめる要素があります。
「Roundabout」もその一曲です。
ギターやベース、ドラム、キーボードがそれぞれ存在感を発揮しながら、曲全体として一つの流れを作っています。
特に有名なのが、クリス・スクワイアによる印象的なベース演奏。ネットミームで曲を知った人も、ベースの音を聴けば「あの曲だ」と気づくかもしれません。
ちなみに、Yesは1970年代以降も活動を続けてきたバンドであり、「Roundabout」は数ある代表曲の一つです。
発表は1971年のアルバム
「Roundabout」は、Yesが1971年に発表したアルバム『Fragile』に収録されています。
日本では、このアルバムは『こわれもの』という邦題でも知られています。
Yesの公式ディスコグラフィーによると、『Fragile』は1971年11月26日に発売された作品です。
つまり、楽曲そのものの歴史は、2012年のジョジョのアニメや2016年ごろのネットミーム流行よりも、ずっと前に始まっています。
Roundaboutの基本情報
曲名:Roundabout(ラウンドアバウト)
アーティスト:Yes(イエス)
収録アルバム:Fragile(こわれもの)
アルバム発売年:1971年
作曲者:ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ
ジョジョでの使用:2012年版アニメ第1・2部のエンディングテーマ
原曲の詳しい情報は、Yes公式サイト『Fragile』作品紹介で確認できます。
「Roundabout」という英単語には、環状交差点や回り道に関係する意味があります。
そのため、曲名を「To Be Continued」だと覚えている人もいるかもしれませんが、これは別の言葉です。
「To Be Continued」は映像に表示される文字で、「Roundabout」が実際の楽曲名になります。
曲を探すときは「Yes Roundabout」で検索すると、目的の音源を見つけやすいでしょう。
動画で聞くのは曲のどこ?
ネットミームでよく使われるのは、「Roundabout」の冒頭付近にあるギターとベースの印象的な演奏部分です。
原曲を最初から聴くと、いきなりネット動画でおなじみのベース演奏が始まるわけではありません。
冒頭には独特の音の響きやアコースティックギターによる静かな演奏があり、そのあとにベースを含むバンド全体の演奏が加わってきます。
この音楽の変化が、To Be Continuedミームの演出と相性抜群なんです。
例えば、失敗しそうな場面でギターの演奏が始まり、ベースの印象的な部分に合わせて映像を止めると、次の展開を予感させる雰囲気が生まれます。
ただし、ミーム動画には曲を途中から切り出したものや、再生速度を変えたもの、別の音と組み合わせたものもあります。
そのため、すべての動画で同じ秒数の音源が使われているとは限りません。
原曲のどの部分を使っているか知りたい場合は、まず曲の冒頭から聴き、動画で覚えたメロディーやベースの動きを探してみると分かりやすいですよ。
原曲とアニメ版の違い
ここで混同しやすいのが、アニメのエンディングで使われる曲と、Yesが発表した原曲の関係です。
「Roundabout」は、アニメのために作られた新曲でも、ジョジョの登場人物が歌った曲でもありません。
もともと存在したYesの楽曲を、アニメのエンディングテーマとして使用したものです。
そして、アニメでは場面に合わせて曲の使用箇所を変えることで、次回へ続く演出を実現しています。
公式の制作資料では、原曲が約8分半あることや、アニメ第1シーズンの中で楽曲のさまざまな部分を使ったことも紹介されています。
つまり、ネットでおなじみの短いフレーズは、長い楽曲の一部分にすぎないわけです。
フルバージョンを聴くと、動画ではあまり聞かれない歌声や楽器の演奏、曲の展開も楽しめます。
Yesのアルバム『こわれもの』は、ミームで知ったフレーズだけでなく、楽曲全体を聴いてみたい人にとっての入り口になります。
ネットで有名になった音楽が、もともとは一つの完成されたロック作品だったと知ると、印象も変わってきますね。
いつネットミームになった?
ジョジョのアニメが放送されたのは2012年ですが、現在知られている失敗動画の形式が広く使われるようになったのは、そのあとです。ここでは、ネット上での流行と意味の変化を見ていきます。
2016年ごろ海外で拡大
To Be Continuedの矢印と「Roundabout」を組み合わせた動画は、2016年ごろに海外の短い動画投稿文化の中で広がりました。
特に関係が深いのが、当時人気のあった動画投稿サービス「Vine(ヴァイン)」です。
Vineでは、数秒程度の短い動画を使ったネタや編集動画が数多く投稿されていました。
そんな環境で、ジョジョのエンディング演出は、短時間でオチを作れる便利な形式として使われるようになったのです。
ネットミームの記録サイトでは、2016年1月27日に投稿された「Danksmash」という動画が、初期の有名な使用例として紹介されています。
この動画は、別の映像素材にジョジョ風の演出を組み合わせたものでした。
ただし、これは記録に残る初期の例であって、世界で最初に同じ発想を使った動画だと断定できるわけではありません。
ジョジョの放送後には、ほかの作品や映像と組み合わせる二次創作も存在していました。
そのため、2012年にアニメの演出が登場し、2016年ごろに短尺動画のミームとして広く知られるようになったと捉えるのが自然でしょう。
その後はYouTubeやSNSにも広がり、ジョジョを見たことがない人にも知られる定番の動画ネタになっていきました。
失敗直前の停止が面白い理由
To Be Continuedミームが多くの人に受け入れられた理由の一つは、結果を見せなくても笑いが成立することです。
普通の失敗動画なら、転んだり、物が壊れたりするところまで映しますよね。
しかし、このミームでは違います。
「次の瞬間には失敗する」と分かる場面で、あえて映像を止めてしまうんです。
例えば、友達を驚かせようとした人が、背後にある障害物に気づいていない場面。
そのまま再生すれば、転んでしまう様子が映るかもしれません。
ところが、直前で「To Be Continued」と表示されると、視聴者は自分で続きを想像することになります。
ここに、独特の面白さがあります。
結果を見せないのに、結果がほとんど分かってしまう。
そして、壮大な雰囲気のあるロック音楽が日常のちょっとした出来事に重なることで、必要以上に大げさな演出になります。
些細な失敗が、まるで壮大な冒険の次回予告のように感じられる。そのギャップも笑いにつながっているのでしょう。
もちろん、すべての動画が失敗を扱っているわけではありません。予想外の発言や、気まずい空気、驚きの展開などにも使われています。
編集版はジョジョと同一ではない
ネットで見かけるTo Be Continued動画を、すべてジョジョの公式映像だと思ってしまうことがあります。
しかし、ほとんどのミーム動画は、投稿者が別の映像に文字や音楽を加えた編集作品です。
例えば、動物がジャンプに失敗しそうになる動画や、ゲームで思わぬ事故が起きそうになる動画に、矢印と楽曲を重ねたものなどがあります。
こうした動画は、ジョジョのエンディングを参考にしていても、元のアニメ映像がそのまま入っているとは限りません。
また、矢印の色や形、表示される位置なども動画によって違います。
アニメの印象に近づけたものもあれば、簡単な文字だけで表現したものもあるでしょう。
重要なのは、ジョジョの演出を手本にして作られたネット上の動画形式だということ。
作品への引用やパロディーとして始まった表現が、何度も使い回されるうちに独立したネタとして認識されるようになったわけです。
これはネットミームによく見られる変化であり、元の作品を知らなくても形式だけで意味が伝わるようになった一例といえます。
よく見る動画の意味と特徴
ここからは、SNSなどで見かけるTo Be Continued動画について、文字の意味や見た目の特徴をもう少し詳しく見ていきます。元ネタを知らなくても、使われている意図が分かるようになりますよ。
表示の意味は「つづく」
「To Be Continued」は、日本語にすると「つづく」「次回へ続く」という意味です。
英語の文章としては、ある物語や内容があとに続くことを表しています。
映画やドラマ、漫画などでも使われる一般的な表現なので、この言葉自体がジョジョで作られたわけではありません。
ただし、ネットミームでは少し異なるニュアンスで使われます。
本来は次回を楽しみにしてもらうための表示ですが、ミームの場合は「このあと絶対に何か起こる」という予感を面白おかしく表現するものです。
例えば、次のような場面が考えられます。
積み重ねた箱が今にも崩れそうになっている。勢いよく走る人の前に障害物がある。何も知らない人が、思わぬ事実を聞かされそうになる。
どの場面も、続きを見たくなる状況ですよね。
そこで矢印を出すことで、視聴者に「この先は想像してください」と伝えているわけです。
ちなみに、この表示があるからといって、実際に続編動画が投稿されるとは限りません。
続きが存在することを約束する言葉ではなく、続きを想像させる演出として使われている場合が多いんです。
矢印や色味で見分ける
ジョジョ由来のTo Be Continuedミームには、いくつかの分かりやすい特徴があります。
代表的なのは、左向きの矢印に「To Be Continued」という文字を配置した表示です。
さらに、動画によっては画面の色味を黄色や茶色に近づけたり、動きを止めたまま音楽を流したりします。
こうした表現が組み合わさると、ジョジョのエンディングを連想しやすくなるでしょう。
ただし、必ず同じ見た目になっているわけではありません。
特にネット上の編集素材では、背景を透明にした画像や、文字の形を変更した矢印など、さまざまな種類が存在します。
そのため、見分けるときは矢印だけで判断するよりも、音楽や映像が止まるタイミングにも注目すると分かりやすいです。
曲が流れ始める、何かが起こる直前で画面が止まる、矢印が登場する。この三つが組み合わさっていれば、ジョジョ由来のミームである可能性が高いでしょう。
違う曲でも元ネタは同じ?
To Be Continuedという文字が登場する動画でも、必ず「Roundabout」が流れるとは限りません。
ネット上では、別の楽曲を使ったものや、効果音だけで演出したものも見られます。
ただ、今回の有名なジョジョ系ミームを特徴づけているのは、やはり「Roundabout」と矢印の組み合わせです。
同じ文字が表示されていても、音楽や映像の作り方が大きく異なる場合には、別の作品や編集形式を参考にしている可能性もあります。
特に「To Be Continued」という英語自体は一般的な表現なので、その文字だけを根拠にジョジョ由来だとは断定できません。
例えば、映画の最後に「To Be Continued」と表示される場合、単純に続編があることを知らせているだけかもしれません。
一方、突然映像を止め、矢印と特徴的な洋楽を合わせるなら、ジョジョのエンディングを意識した編集と考えやすくなります。
同じ言葉を使っていることと、同じネットミームであることは別という点を覚えておくと、混同しにくいですよ。
ミームに動画を使うときの注意
To Be Continuedの元ネタが分かると、自分でも似た動画を作りたくなるかもしれません。
ただし、動画編集に使う音楽や画像には注意が必要です。
「Roundabout」は著作権のある楽曲であり、ジョジョのアニメ映像や特徴的な画像素材にも権利が関係します。
ネットで広まっているからといって、自由にダウンロードして使えるわけではありません。
動画を投稿するときの注意点
楽曲を無断で使用すると、投稿先のサービスで音声が消されたり、動画が削除されたりする場合があります。
また、アニメの映像や画像を使う場合も、権利者の許諾や利用条件を確認する必要があります。
短い時間の使用であっても、必ず許可されるとは限りません。
TikTokなどのSNSには、サービス内で利用できる音楽機能が用意されている場合があります。
しかし、利用できる楽曲や用途はアカウントの種類、地域、投稿内容などによって異なることがあります。
特に広告や企業の宣伝に使う場合は、個人的な投稿とは条件が違う可能性があるため注意しましょう。
また、危険な事故やけがにつながりそうな行為を、ミームのために再現する必要はありません。
安全な映像や創作した場面でも、この形式なら十分に面白い表現ができます。
元ネタを確かめる方法
「本物のジョジョの演出を見たい」「あの曲を最初から聴きたい」という場合は、作品と音楽をそれぞれ確認するのがおすすめです。ネット動画だけでは分からない部分にも気づけます。
アニメを見ると分かること
元ネタを確認するなら、2012年版『ジョジョの奇妙な冒険』の第1シーズンが適しています。
第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」では、「Roundabout」がエンディングテーマとして使われています。
本編の終わりが近づいたとき、どのように曲が始まり、どんな雰囲気で次回へつながるのかに注目してみてください。
ネットミームだけを知っていると、単に面白い場面で音楽を流しているように感じるかもしれません。
しかし、元のアニメでは、登場人物たちの戦いや物語の展開を引き立てるために使われています。
そのため、同じ楽曲でも受ける印象がかなり違うでしょう。
元ネタの演出を確認できれば、SNSの動画がどの部分をまねているのかも分かりやすくなります。
なお、視聴できる配信サービスや配信期間は変わる可能性があるため、作品を探す際は各サービスの最新情報を確認してください。
原作漫画を読む楽しみ
ジョジョの世界観をもう少し知りたい場合は、原作漫画から入る方法もあります。
『ジョジョの奇妙な冒険』は荒木飛呂彦先生による漫画作品で、1987年に連載が始まりました。
個性的な登場人物、特徴的なセリフ回し、迫力のある構図など、ネット上で引用されやすい要素が数多くあります。
その中で「To Be Continued」の矢印も、作品を連想させる表現の一つとなっています。
原作漫画を読むと、アニメと異なり、音楽がない状態で物語の区切りがどのように表現されているかを知ることができます。
漫画からアニメになることで、視覚表現に動きと音楽が加わったことも理解しやすくなるでしょう。
初めて作品に触れるなら、『ジョジョの奇妙な冒険』第1部・第2部の原作コミックスから物語を追っていくのも一つの方法です。
ただし、漫画の特定の矢印だけを確認したい場合と、物語全体を楽しみたい場合では、選ぶ巻や読み方が変わってきます。
ミームの元ネタを理解したいだけなら、まずアニメのエンディングを確認するほうが目的に合っています。
原曲を通して聴く面白さ
音楽に興味があるなら、Yesの「Roundabout」をフルバージョンで聴いてみると、さらに発見があるかもしれません。
ネットミームでは短い部分が繰り返し使われていますが、原曲は約8分半にわたる楽曲です。
曲の途中で雰囲気が変わったり、各楽器が存在感を示したりと、短い動画では分からない展開があります。
特に、最初の静かなギターの演奏から、ベースやドラムが加わっていく流れは印象的です。
ネットで耳に残ったフレーズが、曲全体の中でどんな役割を持っているのかも見えてくるでしょう。
そして、原曲を聴いたあとにジョジョのエンディングを確認すると、アニメ制作スタッフが音楽の使い方を工夫した理由も想像しやすくなります。
ただの動画ネタとして覚えていた音楽が、50年以上の歴史を持つロックの名曲だったというのは、なかなか興味深いところです。
関連する音楽ミームと比べる
To Be Continuedのように、もともと別の目的で作られた曲がネット上で新しい意味を持つ例は、ほかにもあります。
例えば、ゲームの楽曲がMAD動画の素材として繰り返し使われたり、既存の音源が短い動画の演出に取り入れられたりするケースです。
一度広まった音楽は、その曲が登場した作品を知らない人にも、特定の場面を連想させるようになることがあります。
「Roundabout」も、現在ではジョジョのエンディング曲としてだけでなく、「このあと何か起こる」という雰囲気を伝える音楽として認識されています。
こうした変化は、音楽と映像が組み合わさるネット文化ならではのものですね。
ほかの楽曲系ミームにも興味がある場合は、RED ZONEの元ネタとBEMANI楽曲・MAD動画の関係も参考になります。
元の楽曲と、ネットで使われるようになった経緯を別々に見ると、それぞれのミームの面白さを理解しやすくなるでしょう。
To Be Continuedのよくある質問
最後に、To Be Continuedの元ネタについて、特に疑問に思われやすい点をまとめました。作品名、曲名、矢印の意味などを手短に確認できます。
元ネタのよくある質問(FAQ)
Q1. To Be Continuedの元ネタは何のアニメですか?
A. 元ネタは、2012年に放送が始まったテレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』です。特に第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」のエンディング演出が、ネットで広まったミームの直接的な元になっています。
本編の終盤から音楽が流れ、矢印と「To Be Continued」の文字によって次回へ続く演出が、ほかの動画でもまねされるようになりました。
Q2. To Be Continuedで流れる曲名は何ですか?
A. 曲名は「Roundabout(ラウンドアバウト)」で、イギリスのロックバンドYesの楽曲です。
1971年発売のアルバム『Fragile(こわれもの)』に収録されています。ジョジョのアニメに採用されたことで、ネットミームを通じて曲を知る人も増えました。
原曲を探す場合は「Yes Roundabout」で検索してみてください。
Q3. To Be Continuedの矢印は何を意味していますか?
A. 「To Be Continued」は「つづく」「次回へ続く」という意味です。
ジョジョでは物語の区切りを示す表現として使われています。一方、ネットミームでは失敗や驚きの出来事が起こる直前に表示され、「このあとの展開を想像してほしい」という意味合いで利用されています。
Q4. To Be Continuedミームはいつ流行しましたか?
A. アニメの演出自体は2012年に登場しましたが、失敗直前の動画を止める編集形式は、2016年ごろに海外のVineなどで広く知られるようになりました。
その後はYouTubeなどにも広がり、現在まで使われてきた定番のネットミームとなっています。なお、最初にこの形式を考案した個人を確実に特定できるわけではありません。
Q5. ジョジョを見ていなくても意味は分かりますか?
A. はい。ジョジョを知らなくても、「何かが起こりそうな瞬間に動画が終わる」という面白さは伝わります。
ただし、元ネタを知っていると、なぜ矢印が出てくるのか、なぜあの洋楽が流れるのかも理解できます。
アニメのエンディングを確認すると、ネット動画がどのように元の演出を取り入れているかが、より分かりやすくなるでしょう。
まとめ
To Be Continuedの元ネタは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング演出です。そして、そこで使用されている曲は、イギリスのロックバンドYesが1971年に発表した「Roundabout」になります。
最後に、押さえておきたいポイントを振り返りましょう。
- 直接の元ネタ:2012年版アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディング
- 使用されている曲:Yesの「Roundabout」
- 原曲の発売:1971年のアルバム『Fragile(こわれもの)』
- 矢印の意味:「つづく」「次回へ続く」
- ネットでの流行:2016年ごろに海外の短尺動画を通じて拡大
- ミームの特徴:失敗や予想外の出来事が起こる直前で映像を止め、続きを想像させる
もともとは、物語の続きを期待させるための演出でした。それがネット上で別の映像と組み合わさり、日常のちょっとした出来事を面白く見せる動画形式へと変化したんです。
特に興味深いのは、漫画の矢印、アニメの音楽演出、1970年代のロック、2010年代の動画文化が、一つのミームでつながっていること。
次にTo Be Continuedの矢印が出てくる動画を見かけたら、ぜひ音楽が始まるタイミングにも注目してみてください。
あの数秒の演出が、これまでとは少し違って見えるかもしれませんよ。