ふとした瞬間に、頭の中で鳴り出す、あの朝の音楽。「get up and dance スチャダラパー」で検索する多くの方が思い浮かべているのは、子ども向け番組の軽快なオープニングだと思います。曲名は思い出せなくても、メロディーだけは体が覚えている。そんな不思議な力を持った一曲です。

この曲を歌っているのはヒップホップグループ「スチャダラパー」で、じつは海の向こうのファンクの名曲が下敷きになっています。しかも、番組で流れていたバージョンと、アルバムに入っている本編とでは、長さも雰囲気もずいぶん違うのです。この食い違いが、検索してもなかなか正体にたどり着けない原因になっています。

この記事では、曲の正体からグループのこと、原曲との関係、そして今どこで聴けるのかまで、順を追ってやさしく整理していきます。読み終えるころには、記憶の中でぼんやりしていた「あの曲」の輪郭がはっきりしているはずです。懐かしさの正体を、一緒にたどっていきましょう。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • 「get up and dance スチャダラパー」がどんな曲で、なぜ記憶に残っているのか
  • 歌っているスチャダラパーというグループの正体と代表曲
  • 原曲であるファンクバンドFreedomとの関係と、番組版との違い
  • サブスクや配信で、今この曲を聴くための具体的な方法

get up and dance スチャダラパーとは?曲の正体を調査!

まずは基本の情報から押さえていきます。曲名とアーティスト、そしてどうしてこれほど多くの人の記憶に残っているのか。ここが分かると、あとの原曲やアレンジの話も、ぐっと分かりやすくなります。最初の一枚として、下の基本データにざっと目を通してみてください。

GET UP AND DANCEの基本データ表

まず結論、これはどんな曲なのか

「get up and dance スチャダラパー」とは、日本のヒップホップグループ・スチャダラパーが1994年に発表した楽曲のことです。タイトルの通り「立ち上がって踊ろう」と呼びかける、明るくにぎやかなパーティー系のラップに仕上がっています。難しい言葉は使わず、聴いている人を自然と巻き込んでいくような温度感が魅力です。

なぜ多くの人がこの曲名で検索するのかというと、テレビの子ども番組を通して耳になじんでいるからです。歌詞をすべて覚えているわけではないのに、出だしのリズムやかけ声だけは自然と口ずさめてしまう。そういう記憶の残り方をしている点が、この曲の大きな特徴です。曲名が思い出せず、メロディーの断片だけを頼りに検索する人が多いのも、そのためです。

音の作り方はとても本格的で、ひとつの声が主役を張るのではなく、複数の声が代わる代わる登場して場を盛り上げていきます。掛け合いのテンポがよく、聴いているうちに自然と体が動いてくる作りです。子ども番組の一曲という軽いイメージだけで語ると、その完成度を見落としてしまいます。

まずは「陽気なパーティーソングでありながら、中身はしっかりしたヒップホップ」という土台を押さえておくと、この先の話がすっきり入ってきます。懐かしいだけの曲ではなく、音楽として今聴いても楽しめる。それがこの一曲の出発点です。

ちなみに、英語のタイトルをそのまま訳すと「立ち上がって踊れ」という呼びかけになります。むずかしい主張を並べるのではなく、その場の空気を明るくして、みんなで体を動かそうと誘う。歌の役割がはっきりしているぶん、言葉がまだ分からない小さな子どもにも、まっすぐ届きました。朝いちばんに流れる曲としても、ぴったりの性格を持っています。

多くの人の記憶は「ポンキッキーズ」から

この曲がこれほど広く知られているいちばんの理由は、フジテレビ系の番組「ポンキッキーズ」で流れていたからです。ポンキッキーズは1993年10月にスタートした総合キッズエンターテインメント番組で、長く親しまれた「ひらけ!ポンキッキ」を大きくリニューアルして生まれました。就学前の子どもだけでなく、小学生以上まで視聴者の幅を広げたのが特徴です。

この番組のオープニングに、スチャダラパーによるアレンジ版が採用されました。ガチャピンやムック、そして新しい仲間のPちゃんが動く映像とともに流れていたため、当時子どもだった世代の記憶に深く刻まれています。朝の支度をしながら毎日のように耳にしていた、という人も少なくありません。

番組は2001年まで第1期が続き、長い期間にわたって放送されました。だからこそ対象になる世代が幅広く、大人になってからメロディーだけがよみがえって「あの曲はいったい何だったのか」と調べ直す人が、今も絶えないのです。時間がたつほど、記憶の中の音と正確な情報の距離が開いていきます。

近ごろこの曲の検索が増えているのは、当時の子どもがちょうど子育て世代になり、自分の子と一緒に懐かしい番組の話題へ触れる機会が増えているからでしょう。世代をまたいで思い出が掘り起こされる時期というものがあり、この曲はいままさにそのタイミングに入っています。親子で同じメロディーを口ずさめるのは、なんとも幸せな光景です。

思い返せば、この曲は朝の身支度や登校前のあわただしい時間に流れていました。テレビをつけっぱなしにしたまま準備を進める、あの何気ない日常の背景音として、知らないうちに耳に入り込んでいたのです。だからこそ、特別に覚えようとしたわけでもないのに、体のどこかにしっかり残っています。

番組そのものの歴史や放送期間をていねいに知りたい場合は、ポンキッキーズの解説(ウィキペディア)を確認すると全体像がつかめます。番組と曲はセットで記憶されているので、両方を並べて見ると腑に落ちやすくなります。

歌っているスチャダラパーはどんなグループ?

スチャダラパーは、ラップを担当するBOSEとANI、そしてトラックを組み立てるDJのSHINCOによる3人組です。1988年に結成され、1990年のアルバム「スチャダラ大作戦」でデビューしました。デビュー当時から独自の存在感を放ち、日本語ラップの草分け的なグループとして語られる機会が多いです。

彼らの持ち味は、海外のハードでマッチョなヒップホップとは一線を画す作風にあります。ゲームや漫画、演劇といった日本の身近なサブカルチャーを題材にし、等身大でユーモアのあるラップを聞かせます。肩ひじを張らない親しみやすさがあるので、子ども番組の空気ともよくなじみました。

日本語ラップがまだ広く知られていなかった時代に、彼らは言葉遊びとユーモアで独自の道を切り開きました。むずかしく構えず、日常のささいな出来事を軽やかに音に乗せていくスタイルは、今聴いても古びていません。子ども番組と大人のヒップホップという、一見遠い二つの世界を自然につないだのも、この柔らかな感性があったからです。

グループの名前を一気に広めたのが、1994年に小沢健二と共作した「今夜はブギー・バック」の大ヒットです。この曲は、それまでヒップホップになじみの薄かったお茶の間にまでラップを届けるきっかけになりました。歌い出しの一節として有名なフレーズについては、「悪そうな奴は大体友達」の意味と歌い手をまとめた記事でくわしく触れています。

結成から現在まで長く活動を続けている点も、このグループの大きな魅力です。プロフィールや歩みをもっと知りたい方は、スチャダラパーの公式プロフィールもあわせてどうぞ。「get up and dance」は、そんな懐の深いグループの遊び心が詰まった一曲だと分かると、聴こえ方が少し変わってきます。

スチャダラパーのメンバー紹介図

収録アルバム「スチャダラ外伝」での位置づけ

「get up and dance」は、1994年に発表されたアルバム「スチャダラ外伝」に収められています。タイトルにある「外伝」という言葉が示すように、本流の作品とは少し肩の力を抜いた、遊び心のある企画作という位置づけです。この作品には「何処か…どっちか…」や「ついてる男’94春」といった曲も並んでいます。

その中で本作は、約8分49秒という長めの尺を持つ、聴きごたえのある一曲になっています。一般的なシングル曲の倍以上の長さで、アルバムの中でも存在感のある楽曲です。この長さそのものが、あとで触れる番組版との違いを生む要因になっています。

面白いのは、演奏を東京スカパラダイスオーケストラが担当し、スチャダラパーが所属していたリトル・バード・ネイションの仲間たちが次々にマイクを握っている点です。TOKYO No.1 SOUL SETやかせきさいだぁ、キミドリといった顔ぶれが加わり、まるで音楽仲間が集まったお祭りのような一体感が生まれています。

テレビで流れていたのは、この長い本編のごく一部を切り取ったものでした。フル尺には、番組では聴けなかった賑やかなやりとりがぎっしり詰まっています。「短い番組の曲」という印象で止まっていた人ほど、アルバム版を通して聴くと新鮮な驚きがあります。原曲を仲間と分け合う楽しさが、そのまま音になっているのです。

仲間が集まって一曲を作り上げるこうした空気は、当時の音楽シーンならではの熱量を今に伝えています。ひとりで完結させるのではなく、みんなで場を回していく。その楽しさが録音からにじみ出ているので、聴いているこちらまで、その輪に加わっているような気持ちにさせてくれます。にぎやかさの中に、確かな仲の良さが感じられる一曲です。

アルバムという枠の中で見ると、長い一曲があることで作品全体にメリハリが生まれています。短い曲が続く中に、じっくり腰を据えて聴かせる一曲が置かれている。この配置のうまさも、外伝という遊び心のある企画ならではです。通して聴くと、一枚の流れの中でこの曲が果たしている役割がよく分かります。

「元気!勇気!ポンキッキーズ」の掛け合いの正体

ポンキッキーズのオープニングで耳に残っている「元気!勇気!ポンポ ポンポ ポンキッキーズ!!」というかけ声。これは、原曲のイントロ部分を土台にして番組向けに作られたアレンジならではのフレーズです。番組では「Welcome to Ponkickies」という形で親しまれ、出演者との掛け合いが楽しい導入になっていました。

ここで大切なのは、番組で流れていたバージョンと、アルバムに入っている「get up and dance」本編は、同じ曲を土台にしながらも別の顔を持っているという点です。子ども向けに明るく整えられた番組版と、パーティー感あふれる長尺の本編。方向性が違うので、聴いたときの印象もかなり変わります。

この違いを知らないと、思わぬすれ違いが起こります。「昔聴いたあのかけ声を探しているのに、配信で見つかる曲と少し違う」と感じる人がいるのです。その違和感の正体が、まさにこの番組アレンジと本編の差です。探しているのはかけ声入りの番組版なのか、それともフルの本編なのか。そこを意識するだけで、目的の音源に近づけます。

どちらが本物か、という話ではありません。番組版は番組版として完成しており、本編は本編として楽しい。ひとつの曲がふたつの入り口を持っていると考えると、両方をより深く味わえます。

探すときの合言葉は、かけ声があるかどうかです。「元気!勇気!」という掛け合いが入っていれば番組版、入っていなければ本編、という具合に、耳で見分けられます。この一点を覚えておくだけで、配信サービスの検索結果に迷わされることが少なくなります。目的の音を早く見つけるための、ちょっとしたコツです。

約8分49秒とマイクリレーという遊び

本編の長さである約8分49秒という尺は、ヒップホップの曲としてもかなりのボリュームです。これは、複数のラッパーが順番にマイクを回していく「マイクリレー」という構成を、存分に楽しむためのものです。ひとりが短く決めては次へ渡す流れが続き、聴いているうちに自然と体が動いてきます。

マイクリレーという言葉になじみがなくても、心配はいりません。バトンをつなぐリレー競走のように、ラッパーが順番に登場して自分の見せ場を作っていく、と考えると分かりやすいです。声の質やリズムの取り方が人ごとに違うため、飽きずに最後まで聴ける仕掛けになっています。

この長さがあるからこそ、番組では場面に合わせて自由に切り取ることができました。オープニングでは軽快な部分を、別の場面では違う一節を、といった具合に使い分けられていたわけです。曲そのものが大きな器のようになっていて、いろいろな取り出し方ができるのです。

短い番組版だけを知っていた人が本編を通して聴くと、印象がまるで変わります。にぎやかな声の掛け合いと、途切れないグルーヴ。これこそが、この曲がただの子ども番組ソングでは終わらない理由です。長さを退屈と感じさせない工夫が、随所に効いています。

初めて本編を聴くなら、途中で止めずに最後まで流してみるのがおすすめです。場面ごとに主役が入れ替わり、少しずつ熱が高まっていく流れは、通して聴くことで初めて味わえます。作業のBGMとしても心地よく、気づけば体がリズムを取っているはずです。長さは、この曲にとって欠点ではなく、大きなごちそうなのです。

原曲やアレンジ、今も聴ける場所まで解説!

ここからは一歩踏み込んで、曲のルーツと今の楽しみ方を見ていきます。じつはこの曲には、はっきりとした原曲が存在します。海を越えたファンクの名曲が、どうやって日本の朝の風景につながったのか。下の年表を手がかりに、時系列でたどってみましょう。

曲の歴史をたどる年表

元ネタはアメリカのファンクバンド「Freedom」

スチャダラパー版「get up and dance」の元ネタは、アメリカのファンクバンド・Freedomが1978年に発表した「Get Up and Dance」という楽曲です。ソウルやファンク、ディスコの要素をあわせ持つノリのよい一曲で、発表から長い年月をへても、踊れる名曲として愛され続けています。

この原曲は、いわゆるレアグルーヴと呼ばれる、埋もれたいい音を掘り当てて再評価する文化の中で、高く評価されてきました。日本でも、選曲家の橋本徹によるコンピレーション「Free Soul」シリーズなどを通じて知名度が広がったとされています。名盤の常連として、多くの音楽ファンに知られる存在です。

さらに、この曲は数多くの楽曲でサンプリングの素材として使われてきました。ビートの土台として繰り返し引用されてきた事実は、それだけこのグルーヴが優れていることの証しです。スチャダラパーがこの曲を選んだのも、こうした確かな下地があったからでしょう。

子ども番組の元気なオープニングのルーツが、本格的なアメリカンファンクにあったという事実は、多くの人にとって意外に映ります。けれども、だからこそこの曲は世代や国境を越えて響くのだと分かります。ルーツを知ると、聴くたびの楽しみがひとつ増えます。

Freedomはアメリカ南部の音楽シーンから登場したバンドで、粘りのあるファンクのグルーヴに定評があります。派手さで押すよりも、体を自然に揺らす心地よさで勝負するタイプの音です。原曲をたどると、そうした地に足のついた音づくりが、スチャダラパー版の土台を静かに支えていると分かります。良い素材の上に、良い作品が立っているのです。

ヒップホップでは、過去の名曲の一部を借りて新しい曲を組み立てる手法が長く受け継がれてきました。良いグルーヴは、時代を超えて何度でも生まれ変わる価値がある、という考え方です。Freedomの一曲が今も愛され続けているのは、まさにこの文化の中で大切に扱われてきたからにほかなりません。原曲へのリスペクトが、音楽をつないでいます。

原曲(1978年)とスチャダラパー版(1994年)の違い

原曲とスチャダラパー版は、同じタイトルでも性格が異なります。どこがどう違うのかを、次の表で整理してみましょう。

ポイント Freedom版(原曲) スチャダラパー版
発表年 1978年 1994年
国・ジャンル アメリカ・ファンク/ソウル 日本・ヒップホップ
歌の言葉 英語のボーカル 日本語のラップ中心
広まり方 レアグルーヴの名曲として ポンキッキーズを通して

こうして並べると、スチャダラパー版は原曲への敬意を土台にしながら、日本の空気に合わせて作り直した翻案だと分かります。約16年という時の隔たりを越えて、海外のダンスミュージックが日本の子ども番組の顔になったわけです。文化の橋渡しとして見ると、とても興味深い一例です。

とくに大きな違いは、言葉と届き方です。原曲は英語のボーカルで、クラブやレコード好きの間で静かに愛されてきました。一方のスチャダラパー版は日本語のラップで、テレビという最も身近な場所から一気に広まりました。同じ曲でも、届く相手と入り口がまるで違ったのです。

「カバーだから原曲のほうが上」と考える必要はありません。原曲の力を借りつつ、まったく新しい楽しさを生み出した点にこそ価値があります。ふたつは優劣ではなく、親子のような関係で並んでいると捉えると、両方を素直に楽しめます。

翻案という言葉は少しかたく聞こえますが、要するに、良い素材を自分たちの言葉で語り直したということです。海外の名曲をただ真似るのではなく、日本の日常やユーモアを重ねて新しい魅力を足す。この作り替えの上手さこそ、スチャダラパーが長く支持されてきた理由のひとつです。借り物で終わらせない工夫が、随所に光ります。

なぜ世代を超えて愛され続けるのか

この曲が長く愛される理由は、大きく分けて二つあります。ひとつは、子どものころに毎朝のように触れた刷り込みの強さです。理屈ではなく体にしみ込んだメロディーは、大人になっても簡単には消えません。ふとしたきっかけでよみがえり、当時の情景まで連れてきてくれます。

もうひとつは、大人になってからクラブやフェス、DJの現場などで再発見される機会があることです。ルーツが本格的なファンクにあるため、大人の耳で聴いても十分に格好よく響きます。子ども時代の思い出と、今の自分が楽しめる音楽が重なる。この二重の魅力が、曲の寿命を長くしています。

ここが面白いところ。子ども時代の思い出としての顔と、本格ファンクをルーツに持つ踊れる曲としての顔。ひとつの曲が世代ごとに違う入り口を用意してくれるから、長く色あせないのです。

「子ども番組の曲を今さら聴くのは気恥ずかしい」と感じる人もいます。けれども、この曲のルーツをたどると、そこには大人が本気で楽しめるダンスミュージックの伝統があります。懐かしさと格好よさが同居しているからこそ、親から子へと自然に語り継がれていくのです。世代をつなぐ一曲として、これからも残っていくでしょう。

音楽の現場では、時をへた名曲が思わぬ形で再び光を浴びることがあります。この曲もまさにそのひとつで、懐かしさをきっかけに手に取った人が、あらためてその格好よさに気づく、という循環が起きています。世代の違う人どうしが同じ曲で盛り上がれるのは、音楽が持つ大きな力のひとつです。

ライブやイベントの現場では、こうした曲が流れると、初対面の人どうしでも自然と笑顔になれます。子どものころに聞いた記憶がある人も、あとから良さを知った人も、同じフロアで同じリズムを共有できるからです。世代や立場を軽やかに越えていく力が、この曲にはしっかり備わっています。

サブスクや配信で今この曲を聴く方法

今このタイミングで「get up and dance スチャダラパー」を聴きたいなら、音楽のサブスクリプションサービスを使うのがいちばん手軽です。Apple MusicやSpotifyといった主要サービスで配信されており、スマートフォンひとつですぐに再生できます。まずは曲名とアーティスト名を並べて検索してみてください。

手順としては、はじめに配信サービスで曲を探し、次に収録アルバムが「スチャダラ外伝」になっているかを確かめます。そのうえで歌詞サイトを開いて言葉を追い、最後に番組版と本編を聴き比べる、という流れがおすすめです。順番に進めると、記憶の中の音と実際の音源のずれを、無理なく埋めていけます。

収録アルバムやトラック情報をきちんとたしかめたい場合は、Apple Musicの楽曲ページを見ると分かりやすいです。公式に配信されている音源なら、音質も安定していて安心して楽しめます。歌詞をじっくり読みたいときは、歌詞を掲載しているサイトを利用すると、聞き取りにくかった部分まで確認できます。

今この曲を聴く方法のリスト

ここで一点だけ注意があります。番組で流れていたオープニング版と、アルバムに入っている本編は別物だという点です。「記憶にあるかけ声の曲が見つからない」と感じたら、それは番組アレンジを探している可能性があります。本編と番組版は分けて探すと、目的の音源にたどり着きやすくなります。

もうひとつ気をつけたいのは、正規に配信されている音源を選ぶことです。無断で転載された動画などは、音が悪かったり、ある日突然消えてしまったりすることがあります。公式のサブスクや楽曲ページから聴けば、良い音のまま安心して楽しめますし、作った人たちへの応援にもつながります。少しの手間で、聴く体験はぐっと快適になります。

配信で本編を見分けたいときは、再生時間を目安にすると便利です。8分を超える長さのものがアルバムの本編で、短くまとまっているものは番組向けのアレンジや別バージョンの可能性があります。ジャケット画像がアルバム「スチャダラ外伝」のものかどうかも、あわせて確認すると確実です。ちょっとした見分け方を知っておくと安心です。

「大人になっても」など知っておきたい関連曲

この曲に心を動かされたなら、スチャダラパーがのちに手がけた「ポンキッキーズ〜大人になっても〜」もチェックする価値があります。かつての子どもたちへ向けたような温かい視点があり、「get up and dance」とあわせて聴くと、時の流れをしみじみと感じられます。番組で育った世代には、とくに響く一曲です。

もちろん、グループの代表曲である「今夜はブギー・バック」も外せません。スチャダラパーというグループの入り口としては、まずこの曲から入るのも良い選び方です。明るくて口ずさみやすいので、初めて聴く人でもすぐに好きになれます。

また、身近な曲やネタの由来をたどるのが好きな方には、ほかの楽曲のルーツ探しもおすすめです。たとえばRush Eの元ネタをまとめた記事では話題のピアノ曲の背景を、テレパシーの元ネタを調べた記事ではDECO*27の名曲を取り上げています。どちらも「聴いたことはあるけれど詳しくは知らない」という曲の裏側を掘り下げています。

一曲のルーツを知ると、そこから別の曲へと興味がつながっていきます。「get up and dance」を入り口にして、音楽の世界を横に広げていくのも、この曲との楽しい付き合い方のひとつです。気になったものから、気軽に耳を傾けてみてください。

お気に入りの曲が見つかったら、同じアーティストのアルバムをまるごと聴いてみるのも良い方法です。シングルでは気づけなかった隠れた名曲に、思いがけず出会えることがあります。一曲の元ネタ探しから始まった小さな興味が、新しいお気に入りへと広がっていく。それこそが、音楽をたどる旅のいちばんの醍醐味です。

スチャダラパーは、ほかのアーティストと組んで曲を作ることも多いグループです。誰かと一緒に作るときの化学反応の面白さは、この「get up and dance」でもたっぷり味わえます。もし気に入ったなら、彼らが仲間と作り上げた別の曲にも手を伸ばしてみてください。ひとつの出会いが、次の楽しみへとつながっていきます。

get up and dance スチャダラパーの魅力を振り返って

ここまで、「get up and dance スチャダラパー」の正体をたどってきました。この曲は、スチャダラパーが1994年に発表したにぎやかなラップで、番組「ポンキッキーズ」のオープニングを通じて多くの人の記憶に残りました。土台にはアメリカのファンクバンドFreedomの名曲があり、海を越えたグルーヴが日本の朝を彩っていたわけです。

番組版とアルバム本編は別の顔を持ち、本編には約8分49秒に及ぶマイクリレーの楽しさが詰まっています。原曲との違いや、世代を超えて愛される理由を知ると、ただ懐かしいだけではないこの曲の奥行きが見えてきます。歌っているスチャダラパーの遊び心も、あらためて味わい深く感じられます。

今はサブスクで手軽に聴けるので、記憶の中の音を実際の音で確かめてみてください。番組版と本編を分けて探すコツを思い出せば、迷わずたどり着けます。懐かしさとルーツの両方を味わえるのが、この一曲のいちばんの魅力です。あの朝の音楽を、今の耳でもう一度楽しんでみましょう。

get up and dance スチャダラパーに関するよくある質問(FAQ)

最後に、この曲についてよく寄せられる疑問を、コンパクトにまとめておきます。気になる項目から目を通してみてください。

Q1. get up and dance スチャダラパーはどこで聴けますか?

A. Apple MusicやSpotifyなどの主要な音楽サブスクで配信されています。曲名とアーティスト名を並べて検索すれば、すぐに見つかります。ただし、番組で流れていたオープニング版とアルバムの本編は別物なので、探しているのがどちらかを意識すると迷いにくくなります。

Q2. この曲の原曲は誰の曲ですか?

A. アメリカのファンクバンド・Freedomが1978年に発表した「Get Up and Dance」が原曲です。レアグルーヴの名曲として知られ、スチャダラパーはこれを1994年に日本語ラップとしてカバーしました。ルーツをたどると、本格的なファンクにいきつきます。

Q3. どうしてポンキッキーズで使われたのですか?

A. 1993年に始まったポンキッキーズは、それまでの番組を現代風に作り直した内容でした。その新しい空気に合う楽曲として、スチャダラパーによるアレンジ版がオープニングに採用され、掛け合いのかけ声とともに親しまれました。番組の顔として長く流れたことで、幅広い世代に浸透しました。

Q4. 番組版とアルバム版はどう違いますか?

A. 番組版は「Welcome to Ponkickies」として、かけ声を交えて短く親しみやすく整えられています。一方のアルバム版は約8分49秒の本編で、複数のラッパーによるマイクリレーをたっぷり楽しめます。同じ曲を土台にしながら、方向性が異なる別の顔だと考えると分かりやすいです。

Q5. スチャダラパーは今も活動していますか?

A. BOSE、ANI、SHINCOの3人組として長く活動を続けています。「今夜はブギー・バック」をはじめとする代表曲があり、ライブなどで今もその音楽を届けています。息の長い活動を続けている点も、このグループの持ち味です。